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律「肝試しをしよう!」 唯「いっえーい!」 澪「き、肝試し?! ぜ、絶対やだぁ!」 律「おやー? 澪しゃん後輩の前でそんななさけない姿を晒していいのかなあ?」 澪「ふ、ふっ、純、梓、憂ちゃんが怖がるだろうと思って、わたしが反対しただけだ!」 純「はい! やりたいです!」 憂「あ、じゃあわたしも……」 梓「……」ノ 澪「あ、梓まで……、む、無理しなくて、いいんだぞ?」ブルブル さわ子「じゃあくじ引きでペアを決めましょ! 二人ペアで、脅かし役も二人ね!」 ペアで肝試しかー、澪先輩とがいいなぁ……。 脅かし役も楽しそうだけど……、 紬「脅かし役……やってみたーい……!」 律「わたしもやりたいぞー!」 ……ムギ先輩に脅かし役が当たりますように、律先輩は当たりませんように……。 さわ子「さぁ、くじを引きなさい!」 順々にくじを引いていく、わたしのペアは、誰だろう……? 急遽開催された"どきっ!? けいおん部だらけの肝試し大会(こんにゃくもあるよ!)"。 脅かし役は、ムギ先輩とさわ子先生。さわ子先生が凶悪だ……。 そして第一陣、唯先輩と憂の、平沢シスターズ。 唯「憂、もしお化けが出てもわたしが守ってあげるからね……!」キリッ 憂「お姉ちゃんカッコいい!」 この小芝居はお約束なのだろうか。 第三陣、律先輩と澪先輩、幼馴染ペア。 澪「よりによって律となんて……、うぅ……」 律「まぁまぁ、後輩の前でびくびくするよりはいいじゃん?」 仲むつまじいことである。 そして第二陣、わたしと梓の新入部員ペア。 純「梓、怖かったらいつでもいっていいからねー」 梓「……純こそ」 なかなか順当な組み合わせである。 唯「じゃあ、りっちゃん隊員! いってきます!」びしっ 律「おう、無事を祈る! 唯隊員!」びしっ びしっと敬礼をして、平沢シスターズが林の中に入っていった。 この隊員ごっこ、いつかわたしも混ぜられるんだろうか……。 ~~~~~ 唯先輩と憂が林の中に入っていって、数分がたった。 第二陣のわたしたちもそろそろ林の中に入らなければ。 純「梓、そろそろいこ」 梓「うん、行こうか」 林の中に入っていくと、結構暗くて、怖い。 懐中電灯の明かりだけが頼りだ。 ムギ先輩から渡された林の地図を見ながらコースを確認する。 計算すると……約一キロのコースだ。 湿気の高い林の中は脅かし役がいなくても、十分雰囲気がある。 純「け、結構暗いね……」 梓「うん……」 あれ、なんか背骨が妙にがくがくする。 ……梓の手前、怖がってるなんて思われたくない……。 純「さ、さわ子先生とムギ先輩、どんな脅かしかたしてくるかな?」 梓「そりゃあ……こんにゃくとか……」 「ほぎゃああああ!! う、ういぃい! たすけてえええ!!」 「お姉ちゃん落ち着いて!」 純「……」 梓「……」 ……どちらからともなく、わたし達は手を繋いだ。 梓「い、今の声、唯先輩と憂だよね……」 純「さわ子先生とムギ先輩……、こりゃあ、手ごわいよ……」 ――ざっざっざっ…… 純「……なんか変な足音聞こえない?」 梓「……聞こえる気がするね……」 梓「うわあああなんか後ろが気になってきたあああ……!」 純「奇遇だね梓、わたしも後ろが気になってきてるんだよ……」 ――ざっざっざっ…… 梓「こうなったら、いちにのさんで振り返ろう、純」 純「うん、梓。いち」 梓「にの」 純梓「さん!」くるっ 「じゅ……ん……あず……さ……!!!」 純梓「ぎゃあああぁぁああぁぁあああぁあ!?!?!??」 なななななにあれ!?!?! さわ子先生の変装!? なんか変な仮面かぶって……こわっ! わたしたちは何者かを確認して、叫び声をあげて、同時に駆け出した。 こんな本気出してくるとは思ってなかった! さわ子先生、あの人ホント大人気ない! 純「な、な、な、なにあれ! めっちゃ怖かったんだけど!!」 梓「さ、さわ子先生だと思うけど! 前のほうで唯先輩たちの叫び声が聞こえたから、そっちにさわ子先生がいると思ったのに!」 純「じゃあ、憂たちをあそこまでびびらせたのは……ムギ先輩ってこと?」 梓「ゆ、ゆだん、出来ないね……」 ちょっと、帰りたくなってきた……。 純「あれ、絶対澪先輩泣いちゃうよ……やりすぎでしょ……」 梓「ていうか澪先輩、絶対怖がりだよね、隠そうとしてるけど」 純「うーん、まぁそれもまた、澪先輩の魅力って言うかね」 梓「澪先輩、かっこよくていいよね。唯先輩なんて、いっつもなまけてばっかりで……」 純「と、いいつつもなんだかんだ仲良くやってるじゃん」 わたしは知っている。 梓が新歓ライブを見て、唯先輩に憧れて入部したことを。 梓「そ、そりゃ、唯先輩も、やるときはちゃんとやってくれるし……」 純「憧れの先輩なんでしょー?」 梓「……まぁ……」 あれ、珍しく素直だ。雨でも降るんじゃないのかな。 純「そろそろ……唯先輩と憂が脅かされたポイントにつくんじゃないかな……」 梓「うん……、純、周り警戒しといてね……」 純「梓こそ、ちゃんと照らしてよー……」 がさがさっ 純「梓!」 梓「うん!」 物音から左前方から聞こえる。 梓が音の聞こえたあたりを照らすと、木陰で何かが動いているようだ……。 ムギ先輩と思われる。枝を揺らして、がさがさ音を さわ子「わあああああっ!!!!」 ぎゃああああああああああ!?!?!?! わたしの足首を何者かががっしとつかんできた。やばい転ぶ引きずり込まれる。 純「あずさあああ……! た、たすけっ、ひいぃい!!」 梓「じゅん! 落ち着いて、さわ子先生だから!」 さ、さわ子先生? ……はぁ、よかった……。 さわ子「大成功ねムギちゃん!」 紬「後は澪ちゃんたちだけですね!」 無邪気にハイタッチを交わす二人、くそう……まんまとはめられた……。 純「あずさあ……ほんっとに怖かった……」 梓「二人がかりで来るとは、思ってもみなかったよね……」 純「……え」 梓「……あ」 いや、口にするまい……。 梓「……残りの道は、走ろっか……」 純「うん、わたしもいま無性に走りたい。一刻も早く走り出したい」 なんか後ろから闇に押されてるような、よくわかんない恐怖を感じる。 さわ子先生とムギ先輩は、これから来る幼馴染ペアの脅かす義務があるから、悪いけど置いていかせてもらおう。 純「い、いやー! びびったね! さわ子先生もムギ先輩も! やるね!」 梓「そ、そうだね! あの変装とか……」 純「その話はやめよう」 ああ、梓が言うから思い出してしまった。 でもやっぱり確認せずにはいられない。 あの仮面をかぶった人間みたいなものは……ほんとにさわ子先生だったのだろうか? 服装さっきと違ったし……わざわざ着替えるわけもない……。 考えちゃダメだ考えちゃダメだ……。 「…け………い?」 「うん………かな……」 おや、前方にいるのは平沢シスターズ。 走ったからか、いつの間にか追いついていたようだ。すごく安心する。 梓「唯先輩、憂!」 唯「あ、あずにゃん、純ちゃん、さわちゃん先生すっごく怖かったね!」 純「二人がかりは卑怯ですよ……、足首掴まれた時は心臓飛び出るかと……」 憂「お姉ちゃん、すごくびっくりしちゃってね――」 唯「おっとうい、わたしに恥をかかせる気かな?」 純「憂、あれは掴まれた側にしかわからないよ……」 梓「純、取り乱して"あずさああ!あずさああ!!"って必死だったもんね」 純「いやそこまではなってない」 ……と、信じたい。 ――"どきっ!? けいおん部だらけの肝試し大会(こんにゃくはなかった!)"は、澪先輩があまりの恐怖に気絶したところで、閉幕した。 ……なんか澪先輩がだんだんかわいそうになってきた。 さわ子先生もさすがにやりすぎたと、反省しているようだ。 花火の煙や、肝試しで冷や汗をかかされたので、もう一度、お風呂に入った。 非常に有意義な一日であったと、湯船につかりながら振り返る。 純「けいおん部最高ー……」 律「おっ、純、けいおん部は最高だろー?」 純「はい、もう毎日合宿すればいいのに……梓もそう思うでしょ?」 梓「確かに、機材とかも充実してるしね。……ほんとはもっと練習したかったけど……」 純「なーに言ってんの、あんだけはしゃいでたくせに」 梓「まぁ、一日くらいは、こういう日があってもいいかもね」 唯「あずにゃん、一日といわず、二日三日遊ぼうよおっ」 梓「ダメです、ちゃんと練習はしなきゃ。……めりはりをつけるために、ときどきは、いいですけど」 唯先輩が梓にじゃれついている。 なんとも心癒される光景だ。 ……梓もけいおん部というぬるま湯に、もはや肩までつかっている。 そのことに気づくのは、いつのことだろうか、なんて考えながら、お湯から上がった。 お風呂に入った後だからか、血行がいい。 血行がいいから、汗が出る。 汗が出るから、涼しいところに行きたい。 連想ゲームのように思考を進めていると、わたしの足は自然とベランダに向かっていた。 純「あ、澪先輩」 澪「ん、純か」 純「となり、座ってもいいですか?」 澪「うん、いいぞ」 偶然、ラッキー。 澪先輩と二人きりでお話……。 前までは緊張してただろうけど、合宿に来てから、澪先輩のことをより身近に感じれるようになった。 純「今日はいろいろと、災難でしたね……」 澪「……はは、かっこ悪いところ見せちゃったかな」 純「いえ、なんていうか……、嬉しかったです、こう、澪先輩の知らなかった一面を知ることができたというか」 澪「そ、そうか……、それならよかった。……合宿、楽しかったか?」 純「それはもちろん! すごく楽しかったです! けいおん部入って、ほんとによかったなーって」 澪「……遊びだけが部活じゃないからな?」 純「うっ……わかってますって」 純「ところで澪先輩、肝試し中の話なんですけど……」 澪「な、なな、なんだ純」 純「実は、さわ子先生でも、ムギ先輩でもない人が、あの林にいた可能性がありまして……」 澪「いやいやいやないないない、何を言っているんだ純」 澪先輩は、やっぱり、からかいがいのある人だ。 それと、怖がらせがいも。 純「梓に聞いてみます? 変な仮面をかぶって、わたしたちの名前を呼ぶんですよ」 澪「うわぁああ! やめてくれえぇええ!」 純「だから怖いから、澪先輩、いっしょの部屋で寝てくれませんか……?」 澪「へっ」 澪「あっ、ああ! そういうことだったのか! そういうことなら、うん、いいぞ!」 純「いやあ、今晩は怖くて一人じゃ眠れそうになくて……、ほら、一人一部屋じゃないですか」 澪「そうだな、確かに、一人一部屋は贅沢だしな!」 純「ありがとうございます。澪先輩!」 ――しめしめ今晩は澪先輩と二人っきりだと思ってたら律先輩が部屋に押しかけてきた。 この二人ほんとに仲いいなぁ、間に割って入れない。 いつかはもっと、近づきたいと心に決めて、わたしは一人先に寝入るのであった。 そんなこんなでけいおん部の愉快な仲間たちの合宿が、終わった。 愉快な仲間たちが一人増えた。 わが親友平沢憂である。 梓と憂とわたしで、三人組のバンドでも組もうかという話にも至った。 ビーチバレーではボロ負けだったけれど、音楽では負けない! と、梓は息巻いている。 合宿先から帰ってきて、一日あけて、現在。 ミスドで会議中です。 梓「純、節制を心がけるんじゃなかったの?」 純「いや、自分の気持ちに素直になろうと思ってさ」 梓「素直な食欲だね……」 憂「急に、ごめんね、入部するなんて……」 純「確かに……学校祭までに間に合うかなー?」 憂「せめて合宿前に言うべきだったよね……」 純「うそだよ、憂が入ってくれてすごく嬉しいよ」 梓「おかげでもうひとつバンド組めるんだからね!」 そう、もうひとつバンドを組むからといって、先輩方と演奏できないわけではない。 部活動だし、人数が多いほど楽しくできるだろう。 憂みたいな子ならなおさらだ。 純「いやー、それにしても、合宿楽しかったねー」 梓「うん、楽しかった」 憂「ところで梓ちゃん、合宿の日の夜、肝試しのことが怖くてお姉ちゃんの部屋に行ってたってほんと?」 梓「なっ……唯先輩……内緒にしてって言ったのに……///」 純「おやあ、梓、かわいらしいところあるねえ」 ……といいつつ、内心ひやひやである。 澪先輩が口外することはないだろうけど……、律先輩にネタにされそうだ。 梓「ああもう……澪先輩の部屋に行けばよかったかな……」 純「まぁまぁ、同じパートの先輩と親睦を深めるのは大事だよ、うん」 ポンデリングの最後のもちもちを口に含みながら、思う。 入部してよかった、と。 きっとあの時入部していなかったら、梓からの話を聞いて、羨ましい羨ましいって嫉妬していただろう。 それはそれで、楽しそうな毎日だけど……。 純「なにはともあれ、あれだね、あれ」 憂「?」 純「けいおん部最高!」 おわり! 戻る
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けいおん! けいおん 【アニメ・ゲーム等】【原作】 10-02-08最終更新 random_imgエラー:ご指定のファイルがありません。アップロード済みのファイルを指定してください。 詳細はこちら 関連項目 うんたん うんたん万能説 かわ唯 動画検索 「けいおん!」でタグ検索 「けいおん」でキーワード検索 「けいおん」の含まれるタグの一覧 → 検索結果 random_imgエラー:ご指定のファイルがありません。アップロード済みのファイルを指定してください。 動画 けいおん! OP 「Cagayake! GIRLS」 (高画質-フルバージョン)TS修正版 MAD その他 sm6949396けいおん!聖地巡礼ガイド http //www.nicovideo.jp/watch/sm6949396 か行の単語一覧にもどる 「アニメ・ゲーム等」に関する単語の一覧 「原作」に関する単語の一覧 トップページにもどる - -
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澪「ムギも違和感は感じてたんだろう?」 紬「うん…けど漠然としていたし、ちょっといつもと違うかなぁって程度だった 前と違って演奏するので必死だったから…」 澪「演奏していて気づくこともあれば、第三者からしか分からないこともあるんだな…」 梓「はい…私も人のせいにするばかりで自分がどうとか考えてませんでした 反省してます、すいません律先輩」ペコ 律「いいって言ってるだろ、それに一番ヒドいのは私だったしな …うぅ~何か今日は練習前に疲れたな、ムギお茶入れてもらっていいか?」 紬「ぇ!?りっちゃん」 澪「律…」 律「たまにはいいだろ それに澪が前梓に言っていただろ お茶を飲んだり、のんびりする時間も私達には必要だって それが今の私達に欠けていたものなのかも知れないしな… だから今日からティータイム復活だ!って事でムギよろしく」 紬「喜んで」ニコ 憂「私もお手伝いしますね」 梓「律先輩本当にすいませんです」 律「梓もしつこいなぁ~ よしならお詫びに今日はずっと猫耳な!はい」スッ 梓「うぅ…やってやるです///」 スチャ おぉ~似合う~パチパチパチ 律「ついでに語尾はにゃーな」 梓「うぅ…律先輩ごめんなさいにゃー///」 その後さんざん梓をいじめる律の姿は今までとは違ってみえた イヤ本来の律が帰ってきたのかもしれない この日から律が悲しい顔でドラムを叩くことも、来て早々練習する事もなくなった ティータイムの時間を復活させるキッカケが梓というのも可笑しな話だ ―――――――― ――― 同日 ~帰り道~ 律「じゃあな~澪~腹だして寝るなよ」 澪「だれがだして寝るか!」 律「アハハじゃあの~」 澪「うん、バイバイ」 澪「(今日は楽しかったな、律もこれで…)」 「澪先輩」 澪「うわぁ~!!!って梓か…脅かすなよ」 梓「すいません…」 澪「どうしたんだ?ってムギも一緒か!」 紬「私も捕まっちゃって」 梓「ちょっと話したいことがあるんですけどいいですか?」 澪「あぁいいけど…(なんだろう?)じゃあ2人とも私の家来るか?」 梓「はぃすいません」 ――――――― ―― 同日 ~秋山家~ 澪「どうぞ」 梓「ありがとうございます」ズズ~ 紬「ありがと」ズズ~ 澪「で、梓話って何なんだ?」 梓「はぃ!まずムギ先輩」 紬「はぃ?」 梓「昨日はすいませんでした…」ペコ 紬「あらいいのよ、私こそごめんね」 梓「いえ、ムギ先輩がいった通り私間違ってました…」 紬「りっちゃんがいいって言ってるんだからもぅいいのよ」ニコ 梓「ありがとございます」 紬「それをいうために呼び止めてたの?」 梓「いぇそれもありますけど、お二人に話しておいた方がいいと思いまして…」 澪「その前にちょっと待て梓 私もお前に話したいことがあるんだ」 梓「はい?」 澪「私は梓にちゃんとお礼を言わなきゃいけないんだ 昨日確かに梓は言い過ぎた面もあったし、ムギが言ってた事も分かるけど いずれは誰かが律に話さなきゃいけなかったと思う… いや、誰かじゃなく一番親しい私が律に言うべきだったんだと思うんだ。 だけど私は律までけいおん部からいなくなってしまうかもしれないと思うと、怖くて言えなかった… だからありがとう梓」 梓「そんな、いいんですよ… 私は駄々をこねて、わぁーって言っちゃっただけなんで…」 澪「そんな事ないぞ、今日だってすぐ律に謝ったし 私達の演奏を聴かせたのも梓じゃないか あれのおかげで私達は変わっていけるとおもうぞ」 紬「そうね、梓ちゃんのおかげだわ…私からもありがとう」 梓「………… 紬「どうしたの梓ちゃん?」 梓「先輩方…私じゃないんです」 澪「何がだ?」 梓「演奏の違和感とか 私が間違ってるって気づかせてくれたのは 唯先輩なんです…」 澪「唯が!!??」 梓「はぃ…私があの日部室を出て行った後の話です…」 ―――――― ―――― 昨日 ~軽音部前階段~ ダッタタタ 梓「(もぅヤダ、もぅヤダよぉ~)グス」 ドン!! 「うわぁ~」 梓「キャ」 バタン ドサッ 梓「ァイタタタ~…!すいません!慌ててて って唯先輩!?」 唯「アテテテ…ぁ!あずにゃん! ぁう…えっと…ごめん」 バッ 梓「ま、待って下さい!私軽音部辞めます」 ピタッ 唯「ほぇ?」 唯「どうしたのあずにゃん!?何であずにゃんが軽音部辞めるの!?」 梓「だって…だって」グス 唯「…あずにゃんここじゃ何だから場所変えよう」 梓「はぃ」グス ―――――――― ――― 数分後 ~桜高屋上~ 唯「どぉ?落ち着いたぁ?」 梓「はいすいませんでした…」 唯「あずにゃん泣いてばっかりだね」 梓「そんな事ないです、…唯先輩前でだけです」 唯「…あずにゃん何で軽音部辞めたいなんて言ったの?」 梓「それは… さっき律先輩と喧嘩したんです。 新歓で去年と同じでライブしたんですけど、ダメダメでした。 特に律先輩のドラムが前とは違ってたんです。 あんなドラム律先輩じゃないです 私…もぅあの人と一緒にバンドやりたくないです…」 唯「あずにゃん…」 梓「もぅティータイムの時間もないんですよ。 唯先輩への当てつけみたいじゃないですか… 私だって練習できるのは嬉しいですけど、あんな暗い雰囲気でやってたって面白くないです…そう律先輩に言ったらビンタされました」 唯「あずにゃん…頭だして」 梓「ぇ!ぁ…はい(ヨシヨシしてもらえるのかなぁ///)」 唯「うりゃ」 ポコッ! 梓「ァイタ!!!ぇ…何で唯先輩…」キョトン 唯「あずにゃん人のせいにしちゃダメだよ!!」 梓「人のせいって…だって!」 唯「私新歓ライブ聴きにいったよ」 梓「ぇ!そうなんですか…だったら」 唯「確かにりっちゃんのドラムが一番らしくなかったけど、それは他のみんなも一緒だった」 梓「一緒って…私はちゃんと!」 唯「あずにゃんは憂が演奏間違ったの気づいた?」 梓「ぇ!いや…気づきませんでした…」 唯「昔練習中に私が失敗したとき、あずにゃん私のカバーしてくれたよね? ミスが目立たないようちょっとアレンジして、私がまた演奏に入りやすいようフォローしてくれた。 それだけできるあずにゃんが憂のミスに気づかなかったの?」 梓「…………」 唯「他のみんなも誰も憂のミスに気づいてなくて 憂、その後最後まで上手く持ち直せなかったみたいだったよ それはりっちゃんだけのせいじゃないよね?」 梓「わたし…」 唯「あずにゃんがりっちゃんに怒る前に、自分が今までどうしていたか考えた? 楽しくないって言ってたけど、あずにゃんは自分で楽しもうとしたの? 暗い雰囲気って言ってたけど、自分で明るくしようとした? あずにゃんはりっちゃんに責任を押しつけようとしてるんじゃないの? それは間違ってるよ!」 梓「わた…し…ゆぃせんぱいの…いうとぉり…です…」ウルウル 唯「あずにゃんなら大丈夫だよ!だって前は下手くそな私を引っ張ってってくれたじゃん それに澪ちゃんとりっちゃんが喧嘩しそうになった時自分で猫耳つけて 喧嘩はダメって言ってくれたでしょ? ね? あずにゃんはできる子なんだから、あずにゃんが軽音部を変えることもできるんだよ」 ヨシヨシ 梓「せんぱい~」グスン ダキツキ 唯「よしよし!厳しく言ってゴメンね」 ~~~ 唯「大丈夫ぅ?」 梓「はい…制服汚しちゃってすいません」 唯「やっぱりあずにゃんは泣き虫さんだね♪」 梓「ぅぅぅ…何か悔しいです…」 唯「…あずにゃんまだ軽音部辞めたい?」 梓「いぇ…許してもらえるかわかりませんが、明日律先輩に謝ろうとおもいます それで唯先輩が言ったとおり私が軽音部を変えてみせます」 唯「そっか~良かったぁ♪さすがあずにゃんだね」ニコ 梓「…唯先輩は軽音部に」ボソ 唯「ん?」 梓「いぇ何でもないです」 唯「うぅ~ん、 ではそろそろ暗くなってきたし帰ろうか、あずにゃん」 梓「ぇ!ぁ…はぃ…」シュン 唯「どうしたの?まだ悩み事かな?」 梓「もうちょっとくっついててもいいですか///」 唯「アハハなんだそんな事か 全然いいよ~さぁ胸に飛び込んできなさい」 梓「何かムードないですね…」 ダキツキ 唯「あずにゃんの甘えん坊ぉ~」 梓「違うです!ただ久しぶりだったから…」 唯「そういえばそうだね、今度お泊まりにしにきなよぉ~学校じゃお話できないし」 梓「…考えとくです// …唯先輩なんか大人っぽくなりましたね さっき言った事とか私自分の事なのに、全然気づきませんでした」 唯「そんな事ないよ、 私ってほら今は部外者だけど そういうの事って逆に外から見てる方が分かるんじゃないかな?」 梓「…やっぱり大人っぽいです」ボソ 唯「ほぇ?あずにゃん何か言った?」 梓「言ってないです!」 唯「またあずにゃんが何か隠したな~ぁ!分かったぞ」 梓「な、なにがですか!?」 唯「さっき叩いたところが痛いんだね!」 なでなで 梓「…………//」 唯「ごめんね!私もちょっと興奮しちゃって」なでなで 梓「…痛いからもうちょっと撫でてて下さい」 唯「ごめんごめん!」 なでなで 梓「(唯先輩ありがとう)」 ――――――― ―――― 回想終了 ~秋山家~ 「ぁ……さ…………あず……………梓!」 梓「ひゃい!」 澪「どうした話終わった途端にボケッとして?」 梓「ぃ、いいえちょっと余計なところまで思い出してました!」 澪「?」 紬「キラーンあらあらまぁまぁ」ニコニコ 澪「ならいいけど、しかし唯がな…」 梓「はいだから私も今日素直に律先輩に謝れたんです。 自分達の演奏を聴いてみればってのも唯先輩のアイディアなんです」 紬「唯ちゃん…きっと梓ちゃんに会ったのも偶然じゃないわね」 梓「え?どういう事ですか?」 紬「音楽室前の階段で会ったんでしょ? あそこは音楽室利用者以外はほとんど利用しないはずだし きっと唯ちゃんが私達の演奏が変だったから、気になって見に来たんじゃないかしら?」 梓「そっか…唯先輩…」 澪「唯らしいな」 梓「唯先輩とまた一緒にできないんですかね?」 澪「私も唯と一緒にできるなら嬉しいけど、唯はやりたいことができて軽音部を去ったんだそれは私達が決めることじゃないよ」 梓「そうですよね…それに律先輩もまだ唯先輩の事許してないみたいですし」 澪「今私達にできることは唯に心配されないくらい、ちゃんとした演奏をすることじゃないかな」 紬「私もそぅ思うわ」 梓「私も頑張るです」 澪「きっと前みたいにティータイム復活ののんびり部に逆戻りだけどな」 紬「明日は久しぶりにお菓子準備しなきゃ♪」ルンルン 梓「何かこれはこれで複雑な気持ちですね…」 澪「だな…けど嫌じゃないな」ニコ 梓「はい♪」ニコ 次の日から私達は今までのティータイムを取り返すように おしゃべりだけで部活の時間を過ごした 結局2週間後 梓が怒ってティータイムを切り上げ演奏してみた時には 久しぶりにだったせいもあり、律のドラムは走り気味で私達も間違いだらけだったけど もぅあの違和感は感じなくなっていた ―――――――― ―――― それから半年 私達はティータイムを楽しみながらも練習方法を変えたりと、試行錯誤しながら楽しい部活動の時間を過ごしていた そしてついに私達にとって軽音部とし最後のライブが迫っていた ~音楽室~ ダッターーーン♪ 澪「って感じなんですが?」 律「どうかなさわちゃん?」 さわ子「驚いたわ…」 律「それはいい意味で?」 7
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第一話:ケイオンジャー結成! さわ子「た、大変よみんなっ!」 唯「さ、さわちゃん!?」 律「どうしたんださわちゃん!怪我してるじゃないか!」 さわ子「音獣が攻めてきたのよ!」 HTT『な、なんだってー!』 律「大変じゃないか!」 ムギ「早く逃げないと~」 澪「ひぃっ、こわいこわいこわい」 唯「澪ちゃん大丈夫だよ、私がついてる!」(フンスッ) 梓「てか音獣ってなんですか・・・」 さわ子「うぅっ・・・」 律「さわちゃん大丈夫か!」 さわ子「わ、私はもうダメ・・・みんな、これを」 律「なんだこりゃ?」 唯「ブレスレット?」 さわ子「これでケイオンジャーに変身して地球を守るのよ!」 澪「ええ!?」 ムギ「わ~、私みんなで変身するのが夢だったの~」 唯「たのしそー!」 律「面白そうじゃん、やろうぜ!」 梓「えっ、なんなんですかこの流れ」 さわ子「みんな・・・頼んだわよ・・・・・・ガクッ」 HTT『さわちゃーーーーーーーーん!!』 第二話:ケイオンジャー解散の危機! 律「さわちゃん・・・後の事は私達に任せて安らかに眠ってくれ」 唯「さわちゃんの仇は絶対とるからね」 ムギ「みんながんばりましょうね~」 澪「わ、わたしはやらないぞ!」 梓「そうですよ。なんで三人ともノリノリなんですか」 律「なんだよ澪、梓~ノリ悪いぞ~」 唯「え~やろうと澪ちゃんあずにゃん」 澪「戦うなんてけ、怪我したらどうするんだ」 梓「っていうかなんでわたし達が戦わないといけないんですか」 律「そんな・・・澪」(しくしく) 澪「お、おい泣くことないだろ」 律「わたし達は5人で放課後ティータイムだろ!なのに・・・」(しくしくしく) 澪「な、泣くなって。・・・しかたないな」 律「澪!わたしは信じてたぞ!」(だきっ) 澪「律っ!」(だきっ) 梓「澪先輩!?律先輩思いっきり目薬さしてましたよ!」 唯「あずにゃ~ん?」 梓「唯先輩?」 ムギ「一緒にやりましょうよ~」 梓「ムギ先輩まで。何度いわれてもわたしはやです!」 唯「あずにゃんが協力してくれないと~・・・」 ムギ「この写真を」(ぴらっ) 梓「そっそれは!」 唯「これをばらまいちゃうぞ~」 梓「卑怯です!それにそんな写真いつ撮ったんですか!」 ムギ「さわ子先生がくれたのよ~」 唯「あずにゃんかわいい~」 梓「うぅ・・・や、やりますです」 ナレーター『こうして、5人の少女が地球の平和を守るために立ち上がった。 負けるなケイオンジャー、戦えケイオンジャー!地球の未来は 君達の肩にかかっている!』 第三話:結束の力は無限大 律「それじゃわたしレッドな」 唯「え~わたしがやりたい~」 律「だめだ唯!レッドといえばリーダー、リーダーといえば部長、部長 といえばわたしだろ!」 唯「え~」(ぶーぶー) ムギ「わたしイエローがいいわ~」 律「ムギは黄色って感じだな。それでいこう」 澪「わたしは-」 律「澪はブルーで決まりだろ」 澪「な、なんで勝手に決めてるんだ!」 唯「りっちゃんレッド~」 律「あーわかったわかった、唯にはピンクやるから、な?」 唯「あ、ピンクもかわいいかも。それじゃわたしピンクだね!」(フンスッ) 澪「おい律!」 律「梓はブラックだな」 梓「もう好きにしてください・・・」 律「よーし!決定だー!」 唯・ムギ『おー!』 澪「律ー!」 第四話:ケイオンジャー最大の危機 レッド「くそっ!こいつ強いぞ!」 ピンク「いたいよりっちゃん~」 レッド「こら唯、ちゃんと色で呼べよ」 ブルー「こわいこわいこわい」(ガクガクブルブル) リコーダー怪人「ふはははは、これでとどめだコダ!」 イエロー「りっちゃん・・・じゃなかった、レッド。危ない!」 レッド「任せろ!」 リコーダー怪人「くらえ必殺だコダー!」 レッド「うおおおお!ブルー!任せた!!」 (ひょい) ブルー「へ?」 メメタァッ ブラック「澪せんぱーーーーーい!」 第五話:友情の完全勝利 律「いやー危なかったなー」 唯「まさかあんな手があるなんてー。ムギちゃんさすがだね~」 ムギ「あと5センチずれてたらダメだったわ~」 梓「澪先輩・・・こんな姿になって、ぐすっ」 ミイラ「・・・ふごふご(律おぼえてろ)」 第六話:唸れっ!必殺のケイオンソード!! レッド「くそっ!こいつら強いぞ!」 ピンク「いたいよりっちゃん~」 レッド「だから唯、ちゃんと色で呼べって言ったろ」 ミイラ「・・・・・・」 ブラック「(澪先輩・・・無理してついてこなくてもいいのに)」 ピアニカ怪人「噂のケイオンジャーもたいしたことないニカ」 バイオリン怪人「しょせんは我々の敵ではないリン」 イエロー「レッド、本部から通信よ!」 ざわ子『新しい武器が完成したわ』 レッド「さわちゃんの妹のざわ子司令官!」 ざわ子『5人の心を合わせてブレスレットの赤いボタンを押すのよ』 レッド「よし、行くぞみんな!」 5人『ケイオンソード!』 シャキーン ピンク「いけー!りっちゃーーん!」 レッド「うおおおお!」 ずばぁっ! 怪人s『ぐわああぁ!』 イエロー「すごいわりっ・・・レッド、まとめて倒しちゃったわね」 ピンク「りっちゃんすごーい」 レッド「いやーこんなの朝飯まえだぜ」 ブラック「あの、剣ここに落ちてますけど」 ピンク「へ?じゃありっちゃんが持ってるのは」 ミイラ「(ぐったり)」 4人『ブルーーーーーーーーー!!』 第十二話:敵か味方か、謎の戦士登場 レッド「ピンク!くそー、ピンクを離せ!」 ピンク「みんな助けて~」 レッド「くそぉ、お菓子で釣るなんて卑怯だぞ!」 ブルー「あからさまに怪しく道に点々と置かれたお菓子を追っかけて 行くなんて・・・なんだかわたしまで悲しくなってきた」 ブラック「唯先輩らしいといえばらしいですが」 イエロー「あぁ!あんな尖ってて痛そうなものをそんなっ!」 ピアノ怪人「ほ~らほ~ら、早く降参しないとお前らの大事な仲間が 放送コードぎりぎりのあんなことやそんなことになるアノ」 ブルー「や、やめろぉ!良い子のお友達も見てるんだぞ!」(カアァ) ピンク「く、くすぐった・・・うひゃひゃひゃひゃひゃ」 レッド「くそ・・・どうしようもないのか!」 謎の影「そこまでよ!」 ピアノ怪人「だ、誰だアノ!?」 謎の影「それ以上おね・・・ケイオンジャーピンクにひどいことをする のは私が許しません!」 ブラック「あれって・・・」 ブルー「誰だ?」 ブラック「えぇ!?なんでわからないんですか?」 ピアノ怪人「おのれー!返り討ちにしてやるアノ!」 謎の影「とー!」(ダッ) 第十五話:新たなる仲間、ケイオンジャーシルバー登場! 律「まさか謎の戦士が憂ちゃんだったとは」 ムギ「気がつかなかったわね~」 憂「えへへ・・・お姉ちゃんが心配でつい」 梓「いや、ばればれでしたけど・・・」 澪「わたしもぜんぜん気がつかなかったよ」 梓「澪先輩・・・」(しくしく) 唯「うい~お姉ちゃんはうれしいよ~」(うるうる) ナレーター『敵の怪人の攻撃が激化していく中心強い仲間が加わった。 だが、今だ底を見せない音獣に加え裏を暗躍する上級音獣 達の影がケイオンジャーを襲う。負けるなケイオンジャー、 戦えケイオンジャー!地球の未来のために!』 第二十三話:ライバル出現!?ケイオンジャー解散 レッド「くそっ、いったいどうなってんだ!」 イエロー「あんなに苦戦した相手を一瞬で・・・」 和「これからは政府に正式に配備された私達サブキャラダーが音獣と戦うわ」 姫子「あなた達へっぽこ戦隊は見物してればいいのよ」 いちご「あんなのに苦戦してるようじゃダメダメね」 ピンク「え~ひどいよ今までがんばってきたのに~」 シルバー「大丈夫だよお姉ちゃんはへっぽこなんかじゃないよ」 ブルー「どうなるんだこれから・・・」 ブラック「割とどうでもいいです」 第二十五話:さらばサブキャラダー。暁に死す 和「まだまだ・・・これくらいじゃ倒れないわ」 いちご「そうね。わたし達の底力見せてあげましょう」 姫子「あなた達、後は任せたわよ!」 サブキャラダー『うおおおお!』 ちゅどーん HTT『サブキャラダーーーーー!』 ナレーター『こうして、サブキャラダーは自らの命と引き換えに強敵 ピッコロ怪人を倒した。平和のための尊い犠牲に涙しな がらも6人は決意も新たに立ち上がるのだった。負ける なケイオンジャー、戦えケイオンジャー!人々の笑顔の ために!』 第三十一話:恐怖、狙われた幼稚園 レッド「今回は楽勝だったな」 ピンク「ほんと、みかけだおしだったね~」 イエロー「でも憂ちゃんは強いわね~」 シルバー「そんなことないですよ」(てれてれ) ブルー「そうだ、律なんかより全然頼りになるな」 レッド「なんだとー」 ブラック「ほとんど憂一人で戦ってたです」 レッド「なんにせよ一件落着だな!」 ニュースキャスター『今日午後6時頃、ケイオンジャーのレッド役、田井中 律さんが横断歩道を渡っていたところトラックに衝突 され--』 第三十二話:完全敗北!?流れる水の罠 レッド(和)「ゲル状の体のせいでこちらの攻撃が効かない?でもわたし達 は負けないわ!みんな行くわよ!!」 4人『おー』 第三十六話:死の旋律。イエローの涙 レッド(律)「音波の壁のせいでこちらの攻撃が効かない!?くそ、でもわ たし達は負けないぞ!いくぜみんな!!」 4人『おーーーー!!』 律「良い子のみんな、横断歩道を渡るときは車が来ないか確認してから渡る んだぞ。それじゃ来週も、ケイオンチェーンジ!」 寝るお 戻る
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みなさん、はじまめして。 平沢唯です。 私は最近、高校一年生になりましたが、特になにもありません。 だから今日も帰っていっぱいお昼寝しようっと! 和「アンタの高校生活、それでいいの?」 唯「いいよ〜」 和「なんて澄みきった眼をしているのかしら」 私の高校生活をムダに消費していく宣言に感動しているのは 赤いメガネの和ちゃん。 幼稚園の頃から頭が超いい幼なじみだけど、 いまだに名字は知らない。 和「知らないの!?」 唯「和ちゃん、心を読まないでよ」 和「ふふっ、唯の考えることは瞳を見つめれば大体分かるわよ」 冗談ではない! 私はシャアがなんかの時に言ったセリフを心の中で叫びながら目を閉じた。 和ちゃんに心を勝手に読まれるなんて、なんだか怖いもんね〜。 和「え?なんで目を閉じたの?キスしていいの?」 唯「いいワケあるか!?」 ダッ 私は教室の窓から外へ飛び出したが 内履きが砂だらけになってはダメだから、すぐ教室に戻ったよ! 和「おかえり」 唯「ただいま」 和「なんだか私たち夫婦みたいね」 唯「……^ヮ^」 私はそうは思えなかったが面倒だったので曖昧に微笑んでおいた。 和「ところで唯。もう4月も終わるけどアンタ、部活って決めたの?」 唯「私、入らないし いい」 和「入らないしいい、じゃないわよ」 和「この学校は絶対、何らかの部活に入らなくてはならないのよ?」 唯「そうだっけ?」 和「ねえ、関係ないけどちょっとだけ唯の唇なめていい?ちょっとだけ」 唯「関係ないならダメだよ」 和「じゃあ関係あるから」 唯「嘘っぱちだ!」 和「はぁはぁ」 唯「和ちゃんはなんか部活に入ってるの?」 和「私は生徒会に入ったから」 和「ゆくゆくは生徒会長になって、この学校を唯と私と私たちの娘、3人だけの楽園にするつもりよ」 唯「わぁ〜、和ちゃんすごいね!」 頭がすごいおかしいね! 和「ふふっ、あまり褒めないでよ」 私は口に舌を入れようとしてきた和ちゃんを床に勢いよく張り倒して教室から逃げ出した。 —廊下— 唯「でも、そっか〜。どっかの部活に入らなきゃダメなんだね〜」 人の話を聞かないことで有名な私は 部活のことなんて全然知らなかったし、考えてもなかったのだ。 う〜ん、どうしようかなあ…? まず運動部は疲れるからダメだよね。 それに子供の頃、お母さんとお父さんの夜の運動会を目撃して以来 私は運動と名のつくものには苦手なイメージがあった。 和「唯、私と運動会しない?」 唯「わあっ」 私は背後から音もなく忍びよってきた和ちゃんを 背負い投げで床に叩きつけた。 バシーン 和「モッ」 唯「大丈夫?」 和「そ、そうなん」 唯「そうなん…?」 和「私、生徒会に…いく…」 ガクッ 和ちゃんは失神した。 私は怖くなってその場を走り去った。 タッタッタ 私は階段を登って昇って階段の踊り場で一息ついた。 唯「ふぅ〜、あぶなかった〜」 唯「はぁ……」 唯「………」 唯「…………?」 唯「あぇ?なにがあぶなかったんだっけ?」 3歩歩いたらだいたいの事を忘れることで有名な私は なぜ走り出したのか忘れていた。 唯「何があぶなかったか覚えてないけど、そんな私の頭があぶないよね」エヘヘ 唯「あっ、私の頭があぶないから走ってたんだ!」 私、あたまいい! ガチャッ 澪「わっ!?」 唯「えっ!?」 踊り場の壁のところの扉が開いて、中から長い黒髪の美少女が現れた。 扉の上を見ると、音楽準備室って書いてあった。 澪「い、今、誰と喋ってたの?」 唯「ほぇ?私、今、誰かと喋ってたっけ?」 澪「うん…なんかあぶないとかなんとかって聞こえたよ?」 唯「う〜ん…どうかなぁ。私、忘れっぽいから…」 澪「そ、そうか…」 律「澪〜。どうした〜?」 澪「あぁ、なんかトイレに行こうとしたら外に誰かいたから…」 律「ふうん?」 澪と呼ばれた黒髪の女の子の後ろから スキンヘッドにカチューシャをした目付きの悪い乱暴そうな女の子が歩みよってきたよ。 律「アタシの第一印象ハチャメチャだぜ!?」 律「てかアタシ、スキンヘッドじゃねーし!?」 唯「私の心を読まないでよぅ〜」 律「あぁ…なんかその瞳を見てたら、なんとなく思ってる事が分かったような気がして」 この人も目で私の心が読めるらしい。 私は念のため、そっと目を閉じた。 律「なんだ、キスしていいのか?」 澪「い、いいよ///」 澪ちゃんもそっと目を閉じた。 紬「よつば、いま、むてき!さいきょう!」 チラッと薄目を開けて声のした方を見ると 金髪眉毛美人が幸せそうな笑顔で地を蹴り壁を蹴り三角飛びで天井の蛍光灯にぶら下がり 蛍光灯がガコッと外れて地面にケツから叩きつけられたのが見えた。 紬「ぎゃっ!?」 —音楽準備室— 紬「どうやらオイタが過ぎたみたいね」 ぷりぷりしたオシリをさすりながら 蛍光灯を窓から放り投げて 幸せそうな眉毛ちゃんはムギちゃんと言うらしくて 頼みもしないのに私に紅茶を淹れてくれた。 ガッシャーン キャー!? 下から悲鳴が聞こえた。 唯「け、蛍光灯、窓から捨てていいの?」 紬「ふふっ、今日は燃えるゴミの日だから大丈夫なの〜(^ヮ^)」 あらゆる意味で大丈夫じゃないよと思いつつ、髪の毛が生えてるカチューシャの女の子、りっちゃんに意見を求めると 律「ムギは金持ちでいつもケーキをくれるんだ」 唯「そうだね!今日は燃える日のゴミだったね!」 と、お金持ちでケーキをくれるムギちゃんのゴキゲンをとる事にした。 紬「唯ちゃん、ケーキ食べたい?」 唯「食べたい〜!」 紬「あげな〜い♪」 唯「やった!」 私はムギちゃんの眉毛を抜いた。 紬「……」 ムギちゃんが急に静かになったよ! 私がどうしたのかな〜と思って顔をのぞきこむと頬を赤らめたムギちゃんが 瞳を閉じて唇をチューの形にして私に突き出してきた。 唯「ムギちゃん…」 紬「ん…///」 私はムギちゃんが目をつぶってるスキにムギちゃんの机んとこにあったケーキをムシャムシャ全部食べちゃった。 唯「うまかった!」 律「お前、人のケーキを勝手に食べて許されると思ってるのか?」 唯「それは私が決めることじゃないよ」 律「だったらなぜケーキを喰った?」 唯「そこにケーキがあったから」 澪「今日は変な出来事が色々起こるなあ」 澪ちゃんが遠い目をして窓から外をのぞくと校庭に粉々に砕け散った蛍光灯の破片がキラキラまぶしく輝いていたという。 —2分後— 唯「ところで、みなさんはこんなところで何をしてたの?」 律「あぁ…ここは軽音部なんだ」 唯「けいおんぶ?」 澪「といっても部員が集まらなくて、もうすぐ廃部の予定なんだけど」 唯「ははぁ…」 唯「ねぇねぇ、けいおんぶって何をする部活なの?」 律「ん、知らない?ようはバンド組んで演奏するんだ」 あぁ〜、コレはアレだねぇ。 確か軽い音楽って書いて軽音というアレだ。 澪「もしかして、軽音に興味あるの?」 唯「ないけど」 澪「そうか…」 律「あっ、なあ。お前10円やるから軽音部に入らない?」 唯「えっ」 唯「10円もらえるならいいかなあ」 私は軽音部に入部した。 律「ふぅ、これで廃部は免れたな!」 紬「良かったわ〜(^ヮ^)」 澪「本当に良かったんだろうか…」 —平沢家— 唯「そんなこんなで私、軽音部に入部したんだよ〜」 憂「えっ、軽音部?」 唯「是非にと頼まれてね」 憂「お姉ちゃんスゴいね!さすがだね!」 唯「えへへぇ〜♪」 憂「でもお姉ちゃん、楽器とか大丈夫なの?」 唯「トランポリンなら大丈夫そうだよ」 憂「トランポリン?」 唯「トランポリン」 憂「……」 憂「……トランペット?」 唯「トランペットってなに?」 憂「お姉ちゃん、トランペットを知らないの?」 唯「トランペット!」 ペッ 私は夕飯の焼き肉にツバを吐きかけた。 憂「まあ、お姉ちゃんの焼き肉をどうしようがお姉ちゃんの勝手だけど」 唯「それでなんの話だったっけ?」 憂「軽音部がんばってね!」 憂はハムにダンッとナイフを突き刺して、ムシャムシャ喰いちぎった。 —翌日・部室— ガチャっ 唯「私が来たよー!」 律「見りゃ分かるぜ」 澪「やぁ唯。調子はどうだ?」 唯「どうもこうもないよ」 澪「そうだな」 紬「じゃあ練習を始めましょう」 澪「そうだな」 律「ワンツースリフォー」カンッカンッ ジャンジャンジャカジャ〜ン♪ パチパチパチ! 唯「わぁ、みんな上手いね!」 律「へへ」 紬「唯ちゃんの演奏もなかなかだったわよ」 唯「ありがと!楽器ないけど」 澪「知ってた」 唯「あと、本当の事を言うと、みんなグチャグチャだったけど何の曲だったの?」 澪「翼をください」 律「ホネホネロック」 紬「ち●こ音頭」 唯「そういえば私、トランポリンなら出来るよ」 律「トランポリンってなんだ」 澪「なんていうか…ジャンプ台だろ」 律「アタシが言いたいのは軽音とジャンプ台となんの関係があるかって話だ」 澪「知らん」 紬「つまり唯ちゃんは私たちの演奏に合わせてトランポリンで飛び跳ねるってこと?」 澪「というか、もしかしてトランペットのことか?」 唯「それ!」 律「えっ、トランペット吹けるのかよ!?すげえ!」 唯「いや、触ったこともないけど」 律「なんなんだよ!?なんなんだよ!?」 紬「りっちゃん、深呼吸深呼吸」 律「スーハースーハー」 紬「大麻吸う?」 律「吸わねえよ!?」 私たちはお茶にした。 —ティータイム— 澪「まあ、そうだよな。そう都合よく唯に楽器経験は無いよな」 唯「ねえ、私、どうしたらいいのかな」 唯「私は軽音の事はよく分からないけど みんなが指示をくれるなら私は一生懸命それをがんばるよ〜」フンス-3 澪「おぉ」 律「なんかいいヤツだなぁ」 紬「唯ちゃんはやりたい楽器、なにかある?」 唯「楽器かぁ…」 唯「楽器って楽しい器って書くんだよね」 澪「うん?」 律「そうだな」 唯「楽しい器なら私、ケーキとか乗せる器がいいなあ。ケーキ食べたいよ」 澪「お前、ギターやれ」 こうして私はギターをやることになった。 2
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▽タグ一覧 NHK けいおん! まんがタイムきらら テレビアニメ 削除 楽器 部活 音MAD素材 高校生 ニコニコで【けいおん!】タグを検索する 概要 タイムきららにて連載されている4コマ漫画およびそれを原作とするアニメ作品。 軽音楽部5人の部活風景や学園生活をゆったりと描く。 登場人物 平沢唯 本作の主人公。 軽音部を「軽い音楽」だとおもい、カスタネットしかできない状態で入部。 その後ギターのギー太を購入し、ギターを担当している。 のんびり屋でマイペース。天然。うんたん♪ 秋山澪 田井中律の幼なじみ。ベース担当。 比較的真面目かつ冷静でメンバーのツッコミ役だが、実はかなりの怖がり。 萌え萌えキュン♡ 田井中律 トラブルメーカー兼ドラム担当。 秋山澪と琴吹紬を半ば強引に入部させた。 音MADでは「指がスパーっと切れて血がドバッーっと!」のシーンがよくつかわれる。 琴吹紬 穏和でおとなしく、おっとりした性格。キーボード担当。 むぎゅううううう 中野梓 軽音楽部の新入部員。ギター担当。あずにゃん。 ドーナツの食べ方がヤバすぎる人 平沢憂 唯の妹。 温和で礼儀正しい。 音MADではシンセサイザーにされたりドーナツを受け取ったりしている。 鈴木純 憂のクラスメイトでジャズ研所属。 ジャズ研のカスみたいな女 ドーナツ遠のいたあああ 真鍋和 唯の幼なじみ。 チェケラッチョイ 山中さわ子 けいおん部のOGで現顧問。現役時代はヘヴィメタルを愛するギタリストだった。
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3話「ムギえもん」 唯「ムギえも~~~ん、助けて~~」 紬「ゆい太くぅん、またジャ○アンに虐められたのかい、って唯ちゃん」 唯「ほえ?」 紬「『ド○えもん』は昔話じゃないと思うの」 唯「うん、そうだね! でもいいじゃん!」 紬「そ、そうね」 唯「ところでムギちゃんの着てるド○えもん模様の全身タイツ、ちゃんと手のトコがグーになってるんだね! 芸が細かい!」 紬「尻尾もついてるのよ~」シャランラー 唯「さすがムギちゃん!」 紬「うふふ」 唯「でも、今のままじゃ駄目だね」 紬「え? どこが駄目かしら…?」オロオロ 唯「頭のフードを取って、髪の毛を出してくれないと!」 紬「そんな、髪の毛を出したらド○えもんっぽくなくなっちゃう」 唯「ハァ……いい、ムギちゃん。ド○えもんの仕事は何?」 紬「え? えーと(仕事? 押入れで寝てドラ焼きを食べて……って、それじゃニートだわ……ド○えもんの仕事……え~と、『ド○えもん』をよく思い出して)」 唯「わかんない?」 紬「そうだわ! の○太君を更正させるのが仕事じゃなかったかしら?」 唯「何それ?」 紬「あれ? 違う?」 唯「もー、ちゃんとド○えもんの歌を思い出してよぉ」 紬「歌? ちょっと待ってね(あんなこといいな、できたらいいな♪)……」フンフン 唯「ね? の○太君の夢を叶えることがドラえもんの仕事なの!」 紬「ああ、本当ね。ごめんなさい、よく知らなくて」 唯「そんで、今のゆい太君の夢はムギちゃんの髪を撫でることです!」フンス 紬「え…?///」 唯「だからフード取って!」 紬「そ、そうね。ゆい太君の夢を叶えてあげなきゃね…」パサ 唯「わーい、ふわふわ~」ナデナデ 紬「///」 唯「ムギちゃんの髪の毛って綺麗だよね~。こんなに綺麗なものを衣装とは言え、隠すのは罪なんだからね!」フンス 紬「ゆ、唯ちゃん…///」 唯「ふわふわ~。ふわふわ~」ナデナデ 紬「///」 唯「……ゆい太君の夢は、ムギえもんといちゃいちゃすることに変わりました!」 紬「え?」 ちゅっ… 紬「んんっ!?」 唯「ん…」 ちゅっ、にゅるっ 紬「ふっ……んっ……(唯ちゃんの舌が……)」 唯(ムギちゃんのえっちな声って可愛いなぁ) ちゅるっ… 唯(んふふ~)モニュ… 紬「んんっ!!(お胸触られてる///)」 唯「ん…(ムギちゃんの柔らかぁ~い。ふかふかだよぉ)」 紬「ん…ふっ……(唯ちゃん、優しく触るから、じらされてるみたいで余計切なくなっちゃう///)」 ちゅっ、ちゅるっ、もにゅもにゅ 唯(おぉ~、ぽっちが固くなってきた! ムギちゃん可愛い!) 紬「んっ、んんっ!(やだ、これ以上されたら、おまたに染みができちゃう///)」 唯「ふ…(ムギちゃん、ぴくぴくしちゃって可愛いよぉ)」 紬「ふっ…んんっ……(唯ちゃん唯ちゃん唯ちゃん///)」 ちゅばっ 唯「ムギちゃん、気持ちいい?」ハァハァ 紬「ゆ、唯ちゃん……切なくなっちゃったの///」ハァハァ 唯「うん、わかった。それじゃ、ぬぎぬぎしようね」ヌガセヌガセ 紬「もう、ド○えもんの欠片も残らなくなっちゃったわ」 唯「えへへ、ムギちゃん綺麗!」 紬「唯ちゃん///」 唯「肌も白くてすべすべだぁ」ナデナデ 紬「や……んっ……」 唯「いっぱい気持ちよくしてあげるね」チュッ じご! 紬「///」ハァハァ 唯「ムギちゃん、凄く可愛かったよ」ナデナデ 紬「唯ちゃんに恥ずかしいところ、いっぱい見られちゃった…」ハァハァ 唯「えへへ~。ムギちゃんがいっぱい気持ちよくなってくれて嬉しいよ」 紬「唯ちゃん、大好き///」 唯「私も」チュッ 紬「/// 今度は私が唯ちゃんを気持ちよくさせてあげる番ね」 唯「ごめんね、それはできないんだよ。今度もムギちゃんが気持ちよくなる番なの」 紬「あら、どうして?」 唯「だってムギえもんは、未来の世界のネコ型ロボットだから!」 紬「ちゃんちゃん♪」 ムギえもん―fin― 戻る
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けいおんニュース(けいおん放送局新聞部作成) 第1号(創刊号) 第2号(以下誠意製作中) けいおん放送局からのおしらせ 現在、ありません。
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■ トップページ アニメ けいおん! けいおん! 平沢唯 澪澪嫌シリーズ 律 うんたん NO,Thank You! Don't say “lazy” けいおん! tag けいおん! nicovideoエラー ( 正しい動画URLを入力してください. ) 平沢唯 nicovideoエラー ( 正しい動画URLを入力してください. ) 澪 tag 秋山澪 澪嫌シリーズ tag 澪嫌シリーズ nicovideoエラー ( 正しい動画URLを入力してください. ) nicovideoエラー ( 正しい動画URLを入力してください. ) nicovideoエラー ( 正しい動画URLを入力してください. ) nicovideoエラー ( 正しい動画URLを入力してください. ) 律 tag 田井中律 nicovideoエラー ( 正しい動画URLを入力してください. ) うんたん tag うんたん nicovideoエラー ( 正しい動画URLを入力してください. ) nicovideoエラー ( 正しい動画URLを入力してください. ) NO,Thank You! tag NO,Thank_You! nicovideoエラー ( 正しい動画URLを入力してください. ) Don t say “lazy” http //dic.nicovideo.jp/a/don%27t%20say%20%E2%80%9Clazy%E2%80%9D]] tag Don t_say_“lazy” nicovideoエラー ( 正しい動画URLを入力してください. ) link[[ mylist[[ community[[ back
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このSSは【けいおん×春合宿】 第3話 「決戦!10GIA」 ギー助の続きです。 647 :ギ―助 ◆CvdBdYFR7. :2009/08/19(水) 21 15 29.34 ID hOTfj7LY0 【けいおん×春合宿】 第4話「唯と憂」 「ただいま~っ!」 「あっ!お帰りっ、おねえちゃんっ!」 唯が元気よく帰宅すると、憂はいつものように笑顔で出迎える 「ういっ、明日から春合宿するんだっ!」 「えっ、ほんと!?」 「うん、だから今日は早く寝るつも……うい?」 唯は途中で言葉を止めた それは、憂が泣き始めてしまったからだった 651 :ギ―助 ◆CvdBdYFR7. :2009/08/19(水) 21 20 33.22 ID hOTfj7LY0 「う、うい?どうしたの?」 「おねぇちゃん…うぐっ」 無理もない。憂にとって唯は姉であるとともに、ある意味で心のよりどころでもあったのだ 「明日は2人で一日家でゆっくりできると思ったのに…ぐすん」 「うい…そうだよね。最近私ういと一緒に過ごしてないもんね」 唯はそっと憂のことを抱きしめた 「うい…大好きだよっ…」 「おねえ…ちゃん…」 「うい、いつも手間かけさせてごめんね、こんなお姉ちゃんでごめんね…」 ポタポタと床に涙が落ちた。唯の涙だった 652 :ギ―助 ◆CvdBdYFR7. :2009/08/19(水) 21 22 40.81 ID hOTfj7LY0 「部活で楽しいからって、家のことほったらかしにして…うぐっ」 「…おねーちゃん」 「そのくせ、クリスマス会とかでみんなを家に呼んじゃって…忙しくさせちゃって…」 耐えきれなくなったのか、唯は突っ伏してしまった 「うぐっ、うっ、うっ、うぐっ」 「……」 憂は唯の自由奔放な性格は分かっていたし、それが好きだった 654 :ギ―助 ◆CvdBdYFR7. :2009/08/19(水) 21 26 02.93 ID hOTfj7LY0 「おねぇちゃん。私、そんなことは全然気にしてないんだ」 「……」 「ただ、最近すごく寂しくて…」 「ごめんね…」 「ううん、お姉ちゃんは悪くない。私の心が弱いのが…」 「いっしょに…ねよ」 「…え?」 唯はまだ涙を流していた 「今日は、一緒に寝よ。うい」 憂は唯の顔を見つめた 「うん、おねえちゃん」 その夜、2人は同じベッドで寝た 655 :ギ―助 ◆CvdBdYFR7. :2009/08/19(水) 21 31 51.25 ID hOTfj7LY0 次の日、2人は時を同じくして目を覚ました 「おはよ、うい」 「おはよう、お姉ちゃん」 大きなあくびを一つした後、唯は尋ねた 「うい…一緒に合宿行かない?」 それは憂にとってあまりにも意外なことだった 「えっ、いいの?お姉ちゃん」 「いつも私たちがお世話になってるのに、私たちだけで合宿なんてずるいじゃん。一緒に行こう♪」 「みんながいいなら…」 「じゃ、決定!」 こうして憂も合宿に行くことになった 2人はそそくさと準備を整えると、家を後にした 「あ、でも私楽器持ってないや」 「ムギちゃんに聞いてみるっ!」 唯は携帯を開いた 第5話 「ムギの秘密」 ギー助 へ続く